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演劇を通して福音を伝えたい
「今、日本は行き詰まっています。かつて日本は戦争に負けてとても貧しかった。
だからこそ"豊かにならなければいけない"と誰もが一所懸命やってきたけれど、その結果、経済一本槍の社会になって"心"というものが失われてしまった。企業も政治家も、みんな自分のことしか考えなくなってしまった。

私たちの子供ころは、良いことをしたらほめられて悪いことをしたら怒られた。
それが当たり前だった。時には殴られることもあったけれど、
今は"成績さえ良ればいい"と、本当の意味での人間教育がなされていない。その結果として今の社会がある。

今こそ"本当の生き方"とは何なのか、"人を愛すること"が生きることなんだと伝えたい。そして"永遠のいのち"というものが在るということも伝えたい。
みんな"死"を恐れて拝金主義や自分本位な人間になってしまうわけですから、
その"死の問題"が解決出来ればきっと"人を愛すること"も出来るでしょう。
神様と出会えば必要なものは全部与えてくれるんだから、自分だけのことを考えないないで
"人を愛すること"ができる、これこそが幸せの原点なのではないでしょうか。

観客を愛すること、役を愛すること、相手役を愛すること、信仰は愛であり、愛がなければ信仰はない。

"福音を伝える"というひとつの思いがあれば、あらゆる垣根は必要がない。
どこの劇団が、教会が、ではなく、あらゆる場所でクリスチャンがひとつになることが大事で、
それを実践していくことが我々の真の目的なのです。




《西田 正 略歴》

日本大学芸術学部映画学科卒。
在学時より、俳優として多数の映画に出演。
また、大学の恩師である中岡孝氏と共に劇団日本芸術劇場創立。
初代代表を務める。
学生運動の挫折から人生に疑問を抱き、1970年、日本基督教団 新宿西教会にて受洗。
1973年、キリスト伝道劇団新宿新生館創立。
以降、現在まで延べ200回以上の公演を数える。
また、演劇人グループ 劇団テアトロ〈海〉に入団。演出家 松浦竹夫のもとで
演出技法を学ぶ。
現在、日本宣教演劇学校学長、キリスト伝道劇団新宿新生館および
イプセンを上演する会、劇団テアトロ〈海〉 代表、
(株)松浦企画代表取締役などを務め、公演活動や俳優の育成などを行う。
また教会団体による外部公演の演出や公演指導なども行っている。 今、演劇は世界の流れ
シカゴの郊外にある、ウィロウクリーク・コミュニティ・チャーチ、ビル・ハイベルス牧師の
『リーダーシップ・セミナー』に参加したことがありました。
そこで、この教会の驚異的な成長の秘訣のひとつとして、[礼拝説教]が紹介されました。
なんと説教の前半の部分に、演劇が登場するではありませんか。
訓練を受けた専門的な信徒の役者たちが、脚本を書く才能や経験を持つ教会員たちのグループによって
作られたシナリオを演じ、魅せるのです。

二千年の時間と場所を一気に越えて、全会衆は聖書の世界、聖書の出来事に引き込まれ、
タイムスリップしてしまいます。
こうして会衆は、聖書テキストの背景をよく理解し、その状況に引き込まれる臨場感を得、
最高の状態で[語られる説教]に進むことが出来るのです。
演劇は、いわば[演じる説教]なのです。

ある教会には、役者の才能と経験を持つプロ・アマの信徒が何十人も登録していて、
毎週の聖書劇に応じて選抜され、
活動します。シナリオを書く人たちだけでも、約20人が登録しているというのです。
礼拝時の「報告会」においても、重要なものについては、[寸劇](スキット)によってしっかり
アピールします。

時代は、演劇の魅力と効力を再認識しつつあります。

演劇は、人間と人生のあらゆる局面を扱います。青年も、中年も、高年者も、女性も、男性も、
みんな必要とされます。高年者が子供を演じることだって出来るのです。

演劇大好き人間のみなさん。出番です。教会の中に演劇部を作って下さい。
グループで入学してレベルの高い演劇をもって、主と教会に仕えて下さい。
約2時間、聖書演劇が終わりました。しかし、立ち上がる者はひとりもいません。
だれもが動けないのです。
一言の会話もなく、ざわめきさえありません。落雷に当てられたような衝撃と、
恐らく聖書劇だけが持つのであろう強烈なメッセージ力に圧倒されて、余韻というよりも、
繰り返して攻撃的なまでに各人の心に押し寄せる無言のメッセージに打ちのめされて、
だれもが座し、黙し、動けないのです。

それは何年か前のこと、西田正先生制作・演出の聖書演劇『マリア、顔を上げなさい』を
観させて頂いた時の体験です。
にわか作りに近い、40から50人も入ればいっぱいという小さな地下の芝居小屋に座り、
半分の興味、半分の責任、つまり演劇の直後の伝道説教を依頼されて出かけたのでしたが、
生涯一回的な体験をさせて頂きました。

以来、演劇を通しての宣教ビジョンが頭から離れません。

日本の教会の歴史において、恐らく初めての宣教演劇学校がスタートしました。
すべてゼロから出発ですが、実りは大きいと確信しています。
学長の西田正先生は、大学で演劇を学んでから今日まで不器用なまでに宣教公演一筋に生きてこられました。自給自足、結婚も忘れ、その演劇にかける情熱と使命感は、使徒パウロと重なります。

そんな西田先生ですからこの働きにおいても、創設期の諸課題を乗り越えて、
時代と教会のニーズに応える学校を実現して下さるものと信じ、期待しています。
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